目的別分類

  • 使用方法 / 圧入・熱圧入
  • 適合樹脂 / 熱可塑性
  • 材  質 / 黄銅
 HSB・HSB-Z・HFBの製品画像

ビットインサート HSB、HSB-Z、IC-Zはインサートナット(カラー)圧入式の基本形です。
容易に使用でき、保持力、コストなどあらゆる面でバランスに優れたインサートナット(カラー)です。
3タイプがあり、成型後インサートとしてあらゆる場面でご使用いただけます。

ビットインサートの3タイプ

スタンダード
(片面タイプ)

ビットインサートのタイプ_スタンダード片面タイプ ビットインサートのタイプ_スタンダード片面タイプ

●基本形
●最も安価
●圧入時、製品に方向性あり

スタンダード(両面タイプ)
※カラータイプも有

ビットインサートのタイプ_スタンダード(両面タイプ) ビットインサートのタイプ_スタンダード(両面タイプ)

●両側に面取りあり
●圧入時、製品に方向性がない
●作業性に優れる

フランジタイプ

ビットインサートのタイプ_フランジタイプ

●ツバつき
●使用条件に左右されない
●圧入時、製品に方向性あり

使用方法

インサートを開いて
穴にセットする

使用方法1 使用方法1

圧入・熱圧入する

使用方法2

完了

使用方法3 使用方法3

樹脂圧入穴寸法

樹脂圧入穴寸法

A→インサートD1径の2倍以上
  できる限り太く
B→インサートD1径+0.05mm位
C→インサートL寸+0.2mm以上
  熱圧入時は0.5mm以上

スタンダード
(片面タイプ)
圧入方向

樹脂圧入穴寸法

圧入時の注意点

インサート圧入時には相手ボス一番上から力がかかるため、外径を太くして割れないようにしてください。
太く出来ない場合、熱圧入で割れを防ぐことが出来ます。インサートにキズがつかないようにポンチや板等をあてがい、上からハンマー等で叩いて挿入してください。

熱圧入時の注意点

  • ハンダごて等をインサート内部にあて、樹脂を溶かしながら挿入してください。
  • ※以下のような場合にはインサートが抜けてきます。大きな力で締付けない場合にはフランジ型をご検討ください。

パッキン等やわらかいものを締付ける場合。

熱圧入時の注意点1

締付けられるものがインサートの外径より大きい場合。

熱圧入時の注意点2

相手材の下穴が大きすぎる場合。

熱圧入時の注意点3

トルク・引っ張り強度(参考値)

トルク(N・m) 引っ張り(N)
M3
HSB-3001
M4
HSB-4001
M5
HSB-5001
相手
樹脂
M3
HSB-3001
M4
HSB-4001
M5
HSB-5001
1.8 2.5 4.2 ABS 559 765 1,177
1.9 3.0 5.0 ノリル 618 981 1,471
2.0 3.0 5.2 ポリカ 883 1,177 1,520
  • ※この数値は参考値であり、保証値ではありません。
  • ※インサートの入る箇所の形状についてはいろいろなことが考えられますので必ずテストをしてから決定してください。

ローレットの形状

ローレット部の幅や本数は製品の全長(L寸法)により変わります。

ローレットの形状1 ローレットの形状1
ローレットの形状2
ローレットの形状3

製品詳細

・ビットインサート ( HSB / HSB-Z / HFB )

・インサートカラー 圧入用 ( IC-Z )