樹脂ワッシャー(絶縁ワッシャー)とは?
樹脂によって形成されたワッシャー(座金)で、樹脂ワッシャー、絶縁ワッシャーと呼ばれることもあります。
樹脂ワッシャーは絶縁で耐薬性に優れており、金属と違い錆びが発生することがなく、 軽量化、耐薬性、絶縁などを目的に使用されています。
概要からメリット・デメリットや用途・事例を紹介いたします。
樹脂ワッシャーとの特徴
樹脂ワッシャーとは、POMやPPS、PTFEなどの樹脂素材から成るワッシャーを指します。プラスチックゆえに耐熱性や強度が低いイメージを持たれがちですが、実際には熱に強かったり、
絶縁性や耐薬性能などといった金属には無い特性を備えています。
一般的に樹脂には下記のような特徴があります。
電気抵抗が非常に高く、優れた電気絶縁性を備えています。
この特性により、電気製品や電子機器の組み立てにおいて被締結物の間を電気的に遮断し、電気のショートや漏電のリスクを低減できます。
このような絶縁性は、電気機器の信頼性を向上させる重要な要素となります。
樹脂は金属に比べて比重が金属の1/5~1/6ほどであるため、同じサイズのワッシャーを使用しても全体の重量を大幅に抑えられます。
製品の軽量化や動作性を重視するシーンに効果を発揮します。
非磁性体であるため、磁気を帯びることがありません。
精密機器の周辺部など、磁気干渉を避けたい箇所に好適です。
錆(サビ)や腐蝕の心配がなく、水回りや屋外環境などでも劣化しにくい特性を持っています。
金属ワッシャーの場合、湿気や化学物質にて錆びるリスクがあります。
一方、樹脂ワッシャーは耐食性に優れており、過酷な環境下でも長期間にわたって使用できます。
酸やアルカリ、有機溶剤などの化学薬品に対して優れた耐性を発揮します。
薬品を取り扱う洗浄装置や分析機器など、過酷な化学環境下でも長期間安定して性能を維持します。
金属製品では難しい場面でも、樹脂ならではの特性を活かして使用シーンが増えています。
反面、金属には無い特性を備えますが強度面は金属に劣るため、活用シーンを慎重に選ぶ必要があります。
樹脂ワッシャーの種類
廣杉計器では20種類以上の材質にて樹脂ワッシャーの取り扱いがあります。活躍シーンの多いワッシャーを幾つか紹介させていただきます。
高い機械的強度と耐摩耗性、自己潤滑性を備えたエンジニアリングプラスチックです。
コストと性能のバランスに優れ、精密機械部品や摺動部品として幅広く利用されています。
高い強度と耐熱性、最高レベルの耐薬品性能を誇り、厳しい環境条件下でも安定した性能を発揮します。
化学的安定性にも優れているため、高精度が求められる分野で使用されます。
極めて優れた耐薬品性と、最小クラスの摩擦係数を持つフッ素樹脂です。
融点が高く耐熱性に優れ、ほとんどの化学薬品・溶剤に対して不活性です。電気的特性・非粘着性・潤滑性も非常に高いため。
化学・電気・機械・宇宙開発など幅広い分野での使用が期待できます。
非常に摩擦に強く、優れた潤滑性、耐衝撃性、耐薬性、難燃性、そして耐寒冷性を備えています。産業機器から機械部品に好適な材料でありますが
吸湿性が高いので設計上配慮しなければならないという面もあります。
非常に高い透明性と耐衝撃性を備え、透明性はガラスとほぼ同等です。さらに耐候性、吸水性、自己消火性など
機械的特性・電気的特性のバランスが良く、透明な構造物、光学部品、電子機器、セキュリティ機器など幅広いシーンでの使用が可能です。
高い耐熱性と耐薬品性を持ち寸法安定性や難燃性にも非常に優れた材質です。
高温での安定性や耐久性が求められる電装部品や精密機器、化学プラント関連の部材として利用可能です。
従来品は厚み0.5mm~からでしたが、厚みの薄いプレス品の取り扱いもございます。
その他の商品ラインナップは下記の通りです。
