ダッヂインサート

  • 使用方法 / 拡張方式
  • 適合樹脂 / 熱硬化性、熱可塑性樹脂
  • 材  質 / 黄銅
HSD・HFDの製品画像

ダッヂインサート HSD、HFD は成型後使用の拡張方式のインサートナット圧入式で、先端ローレット部は十字に割りが入り、 内側に拡張板が入れられた状態で絞られた形状をしています。 相手の樹脂穴にローレットの先端部より圧入し、 ポンチで拡張板を押し下げることにより先端が外側に拡げられローレットが樹脂に強固に食いつきます。 このため、ボス肉厚が比較的薄い場合も使用可能です。
また、拡張方式であるため、相手材の妻室を問わず幅広い用途に対応します。

使用例

インサートを相手穴に
セットする

HSD_使用例1 HSD_使用例1

圧入する

HSD_使用例2 HSD_使用例2

ポンチを挿入

HSD_使用例3

拡張板を押し下げ完了

HSD_使用例4 HSD_使用例4

HSD_使用例


拡張押し上げポンチ図

HSD_拡張押し上げポンチ図

詳細は表中のⅠ+0.2
表寸法を参照ください。

ポンチ挿入の状態

HSD_使用例5

拡張板に拡げられた
完了状態

HSD_使用例6

使用上の注意

パッキン等やわらかいものを締付ける時インサートが抜けてきます。

HSD_使用上の注意1

締付けられるものがインサートの外径より大きい時インサートが抜けてきます。

HSD_使用上の注意2

下穴がインサートより深い場合、下穴に段をつけるかフランジ型を検討してください。

HSD_使用上の注意3

※このような場合でも大きな力で締付けない場合には、フランジタイプなどのインサート外周が大きなもので相手材に当たる面積を大きくすると使用可能な場合もあります。

トルク・引っ張り強度(参考値)

トルク(N・m) 引っ張り(N)
M3
HSD-3001
M4
HSD-4001
M5
HSD-5001
相手
樹脂
M3
HSD-3001
M4
HSD-4001
M5
HSD-5001
1.5 2.5 3.9 ABS 686 882 1,176
1.7 2.8 4.3 ノリル 784 931 1,274
1.7 2.9 4.4 ポリカ 804 951 1,323
  • ※この数値は参考値であり、保証値ではありません。
  • ※インサートの入る箇所の形状についてはいろいろなことが考えられますので必ずテストをしてから決定してください。

製品詳細 ダッヂインサート (HSD / HFD )