表面処理

表面処理の種類 内 容
ニッケルメッキ ニッケルメッキは、適度な装飾性・耐食性・耐摩耗性・耐薬品性を有する金属被膜であり、作業性も良く処理コストも比較的低いため、幅広い用途に対応する代表的なメッキである。但し、メッキの表面は空気中でわずかに変色する。
ニッケルメッキ液が良くなったため、メッキ着も良く、平均2µ以上のメッキ厚です。
電気亜鉛メッキ
(三価クロムクロメート処理)
スチールスペーサーの処理で、亜鉛メッキ後の表面処理剤に三価処理剤を使用します。(環境対応)
(工程)亜鉛メッキ → 活性化硝酸漬 → 三価処理剤液 → 乾燥
平均4µ以上のメッキ厚で施工します。
※電気亜鉛メッキの特性上、処理ロットにより仕上がりの色味に差が生じる場合がございます。
黒アルマイト
(陽極酸化被膜)
アルミの表面層を陽極で電解することにより酸化させ、厚い酸化被膜を生成する。耐熱性・耐食性に優れ、電気的に絶縁で硬く、耐摩耗性に優れる。
金メッキ 耐腐食性・耐酸化性・電気、熱の良導体・低接触抵抗といった物理的特性を生かして電子半導体部品を中心に極めて重要な役割を果たしている。
ニッケルメッキの下地に金メッキを施工します。
金フラッシュ 金メッキの中でも極めて薄い金メッキ。
米国の"ASTM B488-68"においては0.25μm未満のもので定義されており、通常では0.1μmかそれ以下の厚さのものが主流です。
金の接触信頼性とコスト面に優れている為、 多くの電子部品(接点部)にて使われています。
銀メッキ 銀の電気伝導性は金属の中で最良という物性から、工業用メッキでは、電気接点に利用されている。
また、反射特性や耐食、耐摩耗性にも優れているため、工業用・装飾用当広範囲な分野で利用されている。
酸 洗 エコスペーサー、アルミスペーサーは酸洗処理です。酸洗により油、及び不純物を除去しますので、メッキ無しでプリント基板取付に使用できます。
(工程)低温アルカリ槽 → 水洗(数回) → 酸槽 → 水洗(数回) → 温風の遠心分離機 水の除去と乾燥を行う → 自然冷却
スズメッキ 機能とコストのバランスがとれたメッキです。
ハンダ付け性や電気伝導性に優れた被膜特性を持ち、端子や電気部品のハンダ付け部等に広く使われています。
保管環境の湿度によってはウィスカが発生する場合があります。
無電解ニッケルメッキ 無電解ニッケルメッキは、膜厚均一性、高耐食性、高硬度などの特性から広範囲の工業製品に使用されています。
日本カニゼン株式会社の無電解ニッケル皮膜(Ni-P合金皮膜)は、無電解メッキの総称として、‘カニゼンメッキ’と呼ばれています。
黒ニッケルメッキ 黒ニッケルメッキ処理は、通常のニッケルメッキ処理の膜成分を変えることにより生成される。
色調に光沢感のある黒色被膜のメッキ処理です。光反射防止性が優れている事から主に装飾用に活用され、外装部品、光学機器、半導体装置部品などに幅広く使用されます。
クロムメッキ クロムメッキは非常に耐食性が良く、硬く、耐候性、光や熱の反射性がよいめっきです主に電気器具、水道蛇口、インテリアなどの装飾と防食用に使用されます。
黒色焼き付け処理 黒色焼き付け処理は防錆性(防食性)や耐薬品性を高めつつ、高級感のある黒色に仕上がり装飾性にも優れている為、外装部品、工作機械、医療用機器、治具工具等に利用されております。